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ZOUNDS RECENT RELEASE

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[SOFFIA FINNILA/Everything I Love] ZOUNDS! ZS-001

ここにソフィア・フィンニラという北欧の女性ボーカリストを初めて紹介できる機会に恵まれた事をまず感謝したい。たおやかで優しく、凛とした生命力にも溢れ普遍的な輝きを持つ。つまり本アルバムには女性ジャズ・ボーカリストに求めるおおよそのイメージが全て詰め込まれていると言ってもいいかと思う。幅広いファンの方々に受け入れられるベースを持ち、さらにはジャズの最新形を体現する随一のジャズ・コンボ、ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテットのサポートを持って2009年、最新のモダンジャズヴォーカルのひとつのスタンダードが完成した。随所にオールド=ニューのイディオムを感じ取って頂ける事を祈りつつ。   
須永辰緒

zs001[SOFFIA FINNILA/Everything I Love]

1.Cheek to cheek
2.So in love
3.Boy next door
4.Everything I love
5.Day by day
6.The midnighy sun will never set
7.A time for love
8.My shining hour
9.Just one of thouse things
10.Time after time
11.You’ve changed

税込み価格:¥2,380/税抜き価格;¥2,267
NOW ON SALE
 

ソフィア・フィンニラ
1970年4月18日生まれ。1994年に北欧で優秀な音楽家を輩出している「シベリウス音楽院」で声楽を勉強したのち 1999年にフィンランドで開催された国際ジャズ・シンガー・コンテストで優勝を果たす。フィンランド国内では数々のコンクールやクラブでのライブを行い欧州各国の国際コンクールにも招聘された。同時期には何枚かのCDアルバム(別項)で録音を残しており、そこにフューチャーされているミュージシャン、同世代のユッカ・エスコラ(s)ミカエル・ヤコブセン(p)ティモ・ラッシー(ts.fl)=ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテットのメンバーとも深いつながりがある。ブラジル音楽にも深い造詣を持ちながら、現在はフィンランドで声楽学校の教授、自身のライブ活動に加えてゴスペル音楽の聖歌隊の指揮などにも携わっている。そして2008年自身初となるアルバム「EVERYTHING I LOVE」を自主制作。全世界に先駆けてZOUNDSから日本盤を発売する。

参加ミュージシャンについて
ストリングスを加えた13人編成。プロデューサーはコンポーザーであるペシ・レバントと彼女自身が手がける。主なミュージシャンはアルバム中4曲のアレンジを手がけたミカエル・ヤコブセン(P)=ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテット、モダンジャズドラマーであるユキス・ウオッチラらのいずれもフィンランドを代表するメンバーによるミュージシャン・シップに溢れたハート・ウォーミングなスタンダード・カヴァー集となっている。
JUKKIS UOTILA www.jukkis.com
JOONATAN RAUTIO www.joonatanrautio.com
TERO SAARTI www.myspace.com/terosaartimusic

 

 

[Jeremy Taylor/REGGAE INTERPRETATION of Kind of Blue] ZOUNDS! ZS-002

2009年にひっそりとリリースされた謎のアナログ。アナログのみのリリースという形態は自分としては非常に興味深く、嬉しかったものです。しかし、それ以上にもっと多くの音楽愛好家にも聴いて欲しいと思い、そこから2年間交渉を続けついに世界初CD化に漕ぎ着けました。確証はありませんがこの時期(81年当時)のNYのレゲエシーンを検証するとローランド・アルフォンゾやロイド・ブルワッキー・バーンズなどの影も見え隠れします。というのもクレジットが一切残っていないのです! 近年稀に見る神秘深く凄い作品の予感がします。
須永辰緒

zs002[Jeremy Taylor/REGGAE INTERPRETATION of Kind of Blue]

1. SO WHAT
2. FREDDIE FREELOADER
3. BLUE IN GREEN
4. ALL BLUES
5. FLAMENCO SKETCHES
6. SO WHAT (DUB)
7. FREDDIE FREELOADER (DUB)
8. BLUE IN GREEN (DUB)
9. ALL BLUES (DUB)
10. FLAMENCO SKETCHES (DUB)

税込価格 ¥2,500 税抜価格 ¥2,381
NOW ON SALE

 

『1981年の春、ジャマイカのスタジオミュージシャンのグループがニューヨーク州立大学の音楽教授ジェレミー・テイラーの監督の元、ニューヨークに招集された。その答えがこの「カインド・オブ・ブルーのレゲエ解釈=REGGAE INTERPRETATION of Kind of Blue」である。
 世界的なジャズ・ミュージシャンで教育者として知られたテイラーは、世界で最も優れた音楽のひとつであるレゲエ・ミュージックを学ぶ為に何度かジャマイカを訪れた「私の初めてのジャマイカの旅は私の人生に於いて最も目を見開かされる音楽的体験だった、私はスノッブな音楽教育を蹴散らすような、沢山の比類なきミュージシャンに出会った。彼らの演奏は米国の優れたミュージシャンと呼ばれる人々よりも音楽的で味わい深く、躍動的なものだった。彼らの才能を私の同僚が十分に理解し学ぶ事が出来るショーケースの方
法を、色々な手段で私は探さねばならなかった」
 この声明はこのアルバムの基本的なコンセプトとなっている。テイラーは最も愛され、全ての時代でよく知られたモダンジャズ作品を取り上げ、それをレゲエ・ミュージシャンの手に委ねた。つまりそれが「レゲエ・ミュージシャンに見出したものを彼の同僚たちに十分理解させることが出来る手段だったのだ。
 残念なことに、このセッションを監督した数週間後にヨーロッパの講演で訪れていたパリのホテルでテイラーは亡くなってしまった。アルバムの最終ミックスは完成することなく、アルバムも発表されることはなかった。但し、コレクターの間では長い間この作品の噂が話題になり、80年代にはラフミックスを使用した海賊版のカセットも出回ったそうである。しかしこれまで一度として公式に発表されることはなかった。』
「カインド・オブ・ブルー」リリース50周年の節目にあたる2009年初頭。SEACRET STASHレコードがこの作品の発売に着手し、遂にはジェレミー・テイラーの遺族との交渉を始めたのであった。結果、最終ミックスを施し、レーベルプロデューサーによって全ての楽曲のダブバージョンも収録されたこの作品、当時はヴァイナルのみのリリース(しかもクリアブルー!)というマニアには堪らない発売形態もあってかクラブシーンを中心に一部で大きな話題になったのも記憶に新しい。「遺族の意向で(アナログ)発売以降2年間はCD化をしないで欲しい」というレーベル側からの意向もあり、リリースを断念せざるを得なかった…という経緯もこの作品の持つミステリアスな魅力をより輝かせる結果となった。マイルスの生前に果たしてこの音源が彼自身の耳に入っていたのかどうかは知る由もないがしかしながら多ジャンルを取り込み生涯自身の変革を恐れなかったマイルスなら、あの独特のしゃがれた声でこうボソリというに違いない。『おいブラザー、なかなかやるじゃないか」と。

 

 

 
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*(販売店さま)新規取り扱いはリンクの「Ultra Vybe」にお問合せ下さい。
 


  • 2013-05-08 (水) 22:56

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